歴史に裏打ちされたワザと表現で魅せるエンターテインメント

脚色:川尻泰司 演出:柴崎喜彦

出演:大橋友子 滝本妃呂美 栗原弘昌 野田史図希 亀井佑子 有田智也 長瀬円美 前田佳奈英 佐藤翔太 勝二春陽

制作:西本勝毅

人形劇団プークは1929年創立、現存する最も歴史ある現代人形劇専門の創造集団。2019年には創立90周年を迎えた。東京のプーク人形劇場を拠点に、大人向け・子ども向け人形劇の新作創造を続けている。全国各地での公演の他、1958年の国際人形劇連盟(ウニマ)日本支部の立ち上げ以降、海外交流を活発に行い、共同制作・招聘公演などを多数行ってきた。

1971年には日本初の常設人形劇場としてプーク人形劇場を建設。新宿を拠点に年間約200回の「人形劇団プーク」子ども向け公演や定期的に行われる大人向け公演の他、毎年世界の優れた人形劇を紹介する「世界の人形劇シリーズ」をはじめ、伝統人形劇の紹介や映画会、講演会、あかちゃんcafe 等々、日本の人形劇センターとして年毎に活動の幅を広げている。

また、プークのテレビ部門「スタジオノーヴァ」では、NHK教育テレビ「ざわざわ森のがんこちゃん」や三谷幸喜脚本「シャーロックホームズ」をはじめとした、映像に特化した人形劇も手がけている。代表作は『12の月のたき火』(児童福祉文化奨励賞)、『怪談牡丹灯籠』(文化庁芸術祭大賞)ほか。ブルガリア・Golden Dolphin四部門金賞など、海外フェスティバルでの受賞歴も多数。

劇団オフィシャルサイト:https://puk.jp/



一流の舞台を彩る、一流の作り手たち

美術家。1950 年、ブルガリア・ソフィア生。チェコ・プラハ演劇アカデミー (DAMU)卒業。ブルガリア国立演劇映画芸術アカデミー(NATFA)教授。

伝統的な人形劇美術を刷新し、全く新しいステージ・デザインの世界を 生み出した。国際人形劇連盟発行の『世界人形劇芸術百科事典』にも「そ の世代で最も重要な芸術家」との記述がある、世界を代表する舞台美術家。

世界各国の舞台芸術フェスティバルにおいて受賞多数。




国立音楽大学作曲専攻を首席で卒業。同大学院修了。
2013年「わが母の記」で第36回日本アカデミー賞音楽賞優秀賞を最年少で受賞。2016年「日本のいちばん長い日」で2度目の日本アカデミー賞音楽賞優秀賞受賞。

ドラマ、映画、アニメ、ミュージカル、CM音楽の作曲やアーティストへの楽曲提供、音楽番組のMC、国立音楽大学講師など、精力的に活動している。NHKの連続テレビ小説「マッサン」、2018年大河ドラマ『西郷どん』の音楽を担当。

人形劇団プーク作品としては、『ピンクのドラゴン』(2014年初演)の音楽を担当。




演出家。カンパニーデラシネラ主宰。

日本マイム研究所にてマイムを学ぶ。95年〜06年、パフォーマンスシアター水と油にて活動。その後文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として1年間フランスに滞在。帰国後、カンパニーデラシネラを立ち上げる。マイムの動きをベースに台詞を取り入れた独自の演出で世代を超えて注目を集めている。第18回読売演劇大賞最優秀スタッフ賞受賞。

主な演出作品は『あの大鴉、さえも』『オフェリアと影の一座』『ロミオとジュリエット』(以上、2016年/東京芸術劇場他)、『変身』(2014年/静岡県舞台芸術センター)、『ふしぎの国のアリス』(2017年/新国立劇場)等。

また、瀬戸内国際芸術祭にて、野外劇『人魚姫』を発表するなど、劇場内にとどまらないパフォーマンスにも積極的に取組んでいる。2015年度文化庁文化交流使。

(写真:石川純)