・・・お客様の声・・・


子どもたちが前のめりに楽しむ人形劇には力があり、エンターテインメント、そして哲学がありました。ミュージカルのような派手さはないけれど、本当に可愛くて、最後には涙が出て、ぬくもりある楽しい人形劇。大声ではなくひとりひとりへ響いてくるエルマーの声。僕たちの人生は僕たちのものなんだ。家族は信じて待っていてくれているはずだ。しっかりと言葉にできる主人公の強さ。(maecoさん)


ライオンやトラなど、いろいろな動物がいて迫力があって面白かったです。エルマーはりゅうくんを助けて空を飛ぶ夢がかなってよかったです。ぼくもぼうけんをしてみたくなりました。そのためにはエルマーのように、動物を助ける勇気をもって冒険したいです。(せい君7歳)


親子で大好きなエルマーの世界。本を読んだ時のイメージをこわさずにプークならではの世界に浸らせてくれました。ありがとうございます。(まみさん)


舞台装置の配置を入れ替えることで雰囲気が大きく変わる様子も素敵でした。音楽も良かったです。親に信じてもらっていると実感できる子どもたちをたくさん育める社会でありたいと思いました。


色彩が美しい上にひとつひとつのに人形の作りや動きが面白く、どの場面もとても魅力的でした。会場の小さい子たちが飛んできたりゅうに、一生懸命手を伸ばしている姿に、子どもたちが楽しんでいることを感じました。(まゆみさん)


今日は孫とデートでした。心が豊かになる文化をありがとうございました。幼少期からゲームにひたる生活、社会ですが、おとなが意識的に、子どもたちの心が成長するものを与えていく必要性を感じています。そしてエルマーのように、子どもたちの夢や希望がかなう世の中に、こんな人形劇を皆で笑って見られる平和な時代がずっと続けばいいナと思います。(るみさん)

「まっすぐな思いをのせて」


 この物語の主人公は空を飛ぶ夢を持つ少年。チューインガムやキャンディー、リボンや虫眼鏡など子どもらしい身近な物を使ってピンチを乗り切り、りゅうを助けるのです。

 誰かのためや、自分のための“思い”。人が生きる原動力となるのは、その真っ直ぐな思いなのだと思います。現在の社会は、垣根がなくなり大きく開かれた世界のように見えますが、内向きな傾向へと進む世界に、私たちは押し込められていないでしょうか。だからこそ、子どもたちには、本来持っているしなやかな心を自由に、思い切り開放してのびのびと生きて欲しいと願います。

 原作の翻訳者であり児童文学者の渡辺茂男さんが「子どもの頃、実在しない生き物を信じる心が、心の中に大切な椅子を作り、それらが去った後、実在する大切な人を座らせることができる」と語っています。子どもの頃に心を大きく羽ばたかせることが、人間形成にとても大切なことなど思うのです。

 原作者のR.S.ガネットさんの“子どもの時の心”がいっぱいに詰まったこの作品を通して、他者への思いやり、対話、夢を叶えようとする真っ直ぐで強い思いを、真摯に伝えていきたいと思います。誰にでも「自分で考えて決める自由」があり、「何かしら得意なことでヒーローになれる」のです。

 今を生きる子どもたちを応援する、わくわくする新しい舞台を届けたいと願っています。

(演出/柴崎喜彦)

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